香春町立小中学校再編事業の経緯について
公開日:2022年2月21日
香春町には、令和3年3月まで町立4小学校(香春、勾金、中津原、採銅所)及び2中学校(香春、勾金)が設置されていました。それぞれに歴史と伝統があり、保護者や地域住民の理解や協力のもと、特色ある教育活動を実践してきました。一方で、全国的に少子高齢化が進む中、本町においても児童生徒数の減少は著しく、複式学級化の見込み、学校施設の老朽化など、子どもたちにとって最良の教育環境とは言えない状況が課題となっていました。
これらの課題を解消するため、香春町教育委員会では、平成26年12月の第4次香春町行政改革大綱などを受け、学校規模の適正化を図り、教育の充実・振興が図られるよう教育環境を整備することとし、学校再編にあたっての基本的な方針である「香春町学校再編整備基本方針」を策定しました。
学校再編を進めていくにあたり、必要な事項を審議・検討するために、平成27年6月に香春町立小中学校再編推進審議会が設置され、3つの専門部会 [ 学校施設整備部会、通学・学校運営支援部会、教育課程部会 ] で話し合った内容を本審議会に提案し、本審議会において協議を行い、現在までに4つの答申がなされ、開校に向けた準備を進めてまいりました。
建設工事については、令和元年7月に開始され、約2年半の歳月をかけて無事、校舎棟・体育館棟・学童棟・外構が完成しました。
そして、令和3年4月、9年制の施設一体型の義務教育学校である「香春町立香春思永館(かわらしえいかん)」を開校しました。
学校再編事業の流れ
- 平成26年12月第4次香春町行政改革大綱
- 平成27年5月香春町学校再編整備基本方針
- 平成27年6月香春町立小中学校再編推進審議会設置
- 平成27年11月第1次中間答申(再編推進審議会)
- 平成28年12月第2次中間答申(再編推進審議会)
- 平成30年12月第3次中間答申(再編推進審議会)
- 平成31年3月実施設計完了
- 令和元年7月建設工事開始
- 令和3年1月校舎棟完成
- 令和3年3月体育館棟・学童棟・外構完成
- 令和3年3月最終答申(再編推進審議会)
- 令和3年4月香春町立香春思永館開校
- 令和3年4月旧勾金中解体・グラウンド造成工事開始
- 令和3年12月グラウンド完成
- 令和4年1月グラウンド利用開始
香春町立小中学校再編推進審議会から4回に渡って答申が提出されました。
1 第一次中間答申(平成27年11月24日)9年間を通した教育を行い、施設一体型の学校にすること、現在の勾金中学校地を建設候補地とすること、スクールバスを基本とした通学方法とすることが提案されました。
2 第二次中間答申(平成28年12月19日)
義務教育学校制度を導入すること、学年段階の区切りは開校時には6-3制とし、開校後、弾力的に検討していくことが提案されました。
3 第三次中間答申(平成30年12月10日)
候補校名6点及び制服・通学用カバンについて提案されました。
4 最終答申(令和3年3月)
開校後、1町民との協働での学校経営(コミュニティスクール)及び進捗点検によるより良い学校づくり、2通学対策の進捗点検による、より良い通学環境整備について提案を受けました。
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