万葉歌碑めぐり
公開日:2019年1月10日
~香春の万葉集~
万葉集は、奈良時代の歌集で現存する最古の歌集で秀歌も多くとても有名です。
成立年は定かではありませんが、大伴家持が現存の形にまとめたと言われ全20巻、約4500首が収められています。全国各地、様々な人の歌が収められており、豊かな人間性を素朴・率直に表現した歌、また恋歌が多いようです。
香春町では七首の歌が詠まれており、地方としては多いようです。理由として、中央と大宰府を結ぶ線上に位置しており当時から人々の往来が予想されます。注)古代官道
また、7C末、持統天皇時代、大宰帥(そち)として九州に赴任した皇族、河内王がこの地で薨去された墓がありその恋人もしくは妻である手持女王(たもちのおおきみ)の詠んだ歌が多く、その他、豊前から都に赴いた渡来系下級官吏、按作村主益人(くらつくりのすぐりますひと)赴任してきた官吏、抜気大首(ぬきけのおおびと)などの歌が残っています。
古代官道
奈良時代から平安時代にかけて国の管理する道ができました。
駅路は、律令に定められた都と地方とを結ぶ「駅制」という緊急通信のために「正式な使者が利用する」と
定められた道路で都から豊前国府を通じ大宰府まで続く『田河道』が香春を通っていたと思われます。また、
この鏡山には駅家と呼ばれる施設があった可能性があります。
伝路と呼ばれる国府と郡衙などをつなぐ道路もあります。この道は、「伝制」という中央からの公用の旅行
者に対して、各国の郡で食糧や馬などを用意します。伝路は大坂山の南を通っていたとも言われています。
万葉歌碑
古代官道(田河道)
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